
パワー半導体/晶能微電子(Geener):シリーズCで6.3億元を調達 AI産業向けパワーエレクトロニクスの新たな方向性を提示
中国のパワー半導体企業である浙江晶能微電子股份有限公司(Zhejiang Jingneng Microelectronics Co., Ltd. 以下、「Geener」と略称)はこのほど、シリーズCラウンドで6.3億元(約147.62億円)を調達した。2010年代後半の創業以来4年間で5回目の資金調達となり、累計調達額は約20億元(約468.65億円)に達した。資本市場が同社の技術路線、事業展開のペース、ならびに商用化の実行力を高く評価していることを示した。

AI産業の急速な拡大を背景に、パワーエレクトロニクスは次世代の先端産業を支える基盤領域として存在感を高めている。Geenerは、車載グレードのSiCモジュールで培った技術を基盤に、データセンター、航空宇宙、制御可能核融合といった、より高付加価値な分野への展開を進めており、次世代の電力制御に関わる中核技術の確立を目指している。
製品群はすでに、車載グレードのパワーモジュール、AI向けSSTモジュール、組み込み型SSCBモジュール、チップタンタルコンデンサーなどをカバーする。これらの製品はいずれも、「極めて高い信頼性」と「最大限の電力変換効率」を共通の技術基盤とし、各用途の進化に即して導入現場の課題解決を図ることで、AI向け電源アーキテクチャーの変革を後押ししている。
今回調達した資金は、主力製品の高度化に向けた研究開発、生産ライン整備、信頼性検証プラットフォームのアップグレードに重点配分する方針だ。あわせて市場開拓も加速し、各分野での代表案件の実装を進めるとともに、サプライチェーンを含む産業連携の体制強化を図る。
同社の潘運浜CEOは、「AI産業の発展には、基盤となる電力エレクトロニクス技術の確かな支えが欠かせない。車載分野で蓄積してきた技術を他分野へ横展開し、業界の主要顧客との共創を継続することで、多様な先端用途に対応する競争力の高い技術ソリューションを提供していく」とコメントした。そのうえで、先端ハードテック産業の高度な発展に貢献していく考えを示した。
(為替換算レート:1人民元=23.43円で計算)
(原文:https://www.icsmart.cn/142348/)

